- しょうぜん
- I
しょうぜん【小善】ちょっとした善行。II
「~を誇る」
しょうぜん【性善】衆生(シユジヨウ)が生まれつきもっている善。→ 修善IIIしょうぜん【悄然】(1)心にかかることがあって元気がないさま。「~と去る」「色青ざめて~と立つて居る/良人の自白(尚江)」
(2)ひっそりして寂しいさま。IV「~としてまつ所に玉妃いでたまふ/曾我 2」
しょうぜん【悚然・竦然】恐れて立ちすくむさま。 こわがるさま。 慄然(リツゼン)。V「~として戦慄(センリツ)するの外なし/福翁百話(諭吉)」
しょうぜん【慴然】恐れおののくさま。VI「~として肌膚の粟を生ずるを覚え/即興詩人(鴎外)」
しょうぜん【承前】前の文を受けつぐこと。 前の文のつづき。 書き出すときに用いる語。VIIしょうぜん【昭然】明らかなさま。VIII「理の~たるは固(モトヨ)り滅せず/明六雑誌 15」
しょうぜん【生前】「せいぜん(生前)」に同じ。IXしょうぜん【聳然】(1)高くそびえるさま。「~として屹立(キツリツ)する」
(2)恐れすくむさま。Xしょうぜん【蕭然】がらんとしてもの寂しいさま。XI「沈々たる孤灯に対(ムカ)ひ~として窓下に縫衣す/世路日記(香水)」
しょうぜん【鏘然】(1)玉・鈴などの鳴るさま。「銀弓~として/希臘思潮を論ず(敏)」
(2)水がさらさらと流れるさま。「水声大に起る…或ものは~琴の如く/日光山の奥(花袋)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.